第99回全国高校サッカー選手権 準々決勝 昌平高校の激動

1月5日に全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が行われた。

準々決勝のカードは昌平高校(埼玉県代表)VS山梨学園(山梨県代表)。

 

※僕は出身が近いこともあり、昌平高校贔屓です。

 

昌平高校はJリーグ内定4名を擁する大会屈指のテクニシャン集団。一方、山梨学園は今大会失点1点の堅守のチーム。タイプの異なる両者の対戦は好カードでした。

 

ちなみに、昌平高校のJリーグ4人内定って本当に凄すぎる。今から20年近くは埼玉県の全国選手権出場チームの中で一番上手い人でもプロ内定なんてほとんどいなかった。

埼玉県では、上手い選手は浦和レッズ大宮アルディージャ、もしくは柏レイソルユースに行ってしまうイメージがあります。全国でトップクラスに戦える選手が擁する昌平高校の凄さは埼玉県でサッカーをやっていた者なら誰しもがわかります。

 

余談はこの辺にして、早速結果に。結果は山梨学園が1点を守り切り勝利。

昌平高校0-1山梨学園という結果でした。試合内容はとにかく面白かったです。

 

前半開始早々に1点を決めた山梨学園。ハイプレスで大会屈指のテクニシャン集団の攻めてを早い段階でブロック。山梨学園は昌平高校の持ち味をうまいこと封じていたのが印象的。

 

後半は両者ともに戦術を改めたのか展開が変わる。昌平高校がうまく攻められるシーンが増える。昌平高校のボランチ二人がドリブルでボールを前に運び全体を押し上げる。山梨ディフェンスが中央に集まってきたところで両サイドバックにパス。そこから一対一でセンタリングを中心とした攻めを心がけていたのかな。

 

山梨学園が守備気味になり全体的に後ろに引いていることもあるが、昌平高校は前半より惜しいシュートシーンが多数見受けられた。あと一歩だったがゴールに届かなった。

 

両者ともに良い試合をしてわくわくハラハラして一試合を観戦しました。

本当に良い休日になりました。ありがとう。

 

普段、欧州サッカーばっかり観てるけれど、近年の高校サッカーのレベルの高さに驚く。昌平高校においては、中学校から育成指導している選手が多数出場。長期的な指導が、高次元の戦術の浸透と相互連携を可能にしているように感じる。

 

最近は戦術レベルの高い良い指導者が増えて、小学校で組織で戦える子供たちがいる。昌平高校のように若いうちから本物のサッカーに触れて大きくなり、世界と戦える選手が増えることを祈っています。

 

まだ選手権は終わらないので引き続きウォッチします。